正田呉服店 公式ブログを開設致します。
皆様いつもご愛顧ありがとうござます。正田呉服店です。
お陰様で昭和34年より東京板橋区に店を構え54年目を迎える事が出来ました。
長年和装と向き合ってきたノウハウをブログという形で皆様にお伝えしていこうという話が持ち上がりました。
洋服が主流の時代にあっても、和装の文化を大切にし自らのライフスタイルに取り入れている方達ともっと広く繋がっていきたい。
そんな想いでブログを開設致しました。
何せ右も左も分からない事だらけですので、ブログらしく無い部分もあるかと思いますが、どうか温かい気持ちで読んで頂ければと思います。
当店は西陣・桐生・米沢・大島等、全国のこだわり抜いた反物を始め、当店オリジナル手描きの着物も多く取り扱っております。
またタンスの肥やしになっている着物のお直しや染め直しやシミ抜き、リメイク等もお引き受け出来る数少ない店でも御座います。
ブログではその辺りの事例もお伝え出来ればと思っておりますのでよろしくお願い致します。
記念すべき第一弾は八丈島の絹織物であります、黄八丈のご紹介です。
着物好きの方ならご存知の事かと思いますが、この黄八丈は大変貴重な逸品で御座います。
黄八丈は八丈島に自生するコブナグサやタブノキ、椎の木などを煮出して染めた紬で、何とも素朴な風合いが特徴で御座います。
現在は職人の後継者が少なく、製作たん数が少ない為、今ではとても貴重な物になっているわけです。
色合いに加え、肌触りも柔らかく着心地もとても素晴らしいものです。
そんな素朴な魅力の黄八丈には、こんな可愛らしい桜花の帯を合わせてみては如何でしょうか。
お太鼓はこのような感じで
極上の織物にはあえて素朴で可愛らしい帯を反対な色合いで合わせてドレスダウン。
着物と帯、お互いの良さが際立ちます。
まだ寒い日が続いておりますが、暖かくなる春の季節には 皆様のタンスに眠っている帯とこの貴重な黄八丈の着物を合わせてお出掛けしてみてはいかがでしょうか。
一反限りの黄八丈を是非手にとってご覧下さい。
皆様のご来店心よりお待ちしております。